• チャットレディ プロデュース事務所

    チャットレディは儲けた分だけ確定申告が必要

    フリーランスや自営業者などの個人事業主にとって確定申告は必須です。

     

    チャットレディの場合も同じで、所得によっては確定申告が必要となるため、正しく理解しておく必要があります。

     

    所得とは、年間の収入から必要経費を引いた金額のことです。

     

    確定申告で支払わなければならない税金は所得税・住民税の2種類ありますが、所得税は税務署に申告するもので、住民税は都道府県や市区町村に申告するものです。

     

    チャットレディのお仕事が本業か副業かによって、同じ所得の場合でも確定申告が必要か不要かが変わります。

     

    確定申告が必要な場合

    チャットレディのお仕事で確定申告が必要な場合と不要な場合は、何を基準に判断すればいいのでしょうか。

     

    まず、チャットレディのお仕事で稼いだ収入から必要経費を引いたものは、事業所得あるいは雑所得となります。

     

    チャットレディを本業にしている人・チャットレディを副業としている人とで確定申告が必要な条件が異なります。

     

    チャットレディを本業にしている人とは、会社に雇用されることなく個人で仕事をしている人のことです。

    この場合、チャットレディの所得が48万円を超えると確定申告を行わなければなりません。

     

    一方、チャットレディを副業にしている人とは、年末調整を受けている会社に勤めるOLさんなどです。

    この場合、チャットレディの所得が20万円を超えると確定申告を行う必要があります。

     

    基礎控除について

    基礎控除とは、15種類ある所得控除のうちの1つです。

    所得税と住民税の2つで、それぞれ控除できます。

     

    従来は、所得の金額に関係なく納税者すべて一律の控除額で、所得税で38万円・住民税で33万円でした。

    しかし、2020年(令和2年)の税制改正により、所得金額によって基礎控除の金額が決定しました。

    また、基礎控除が受けられる上限が設定されるようになりました。

     

    所得金額による控除額は下記の区分で決定しています。

     

    ①所得金額が2,400万円以下の場合の控除額

    所得税:48万円

    住民税:43万円

     

    ②所得金額が2,400万円超2,450万円以下の場合の控除額

    所得税:32万円

    住民税:29万円

     

    ③所得金額が2,450万円超〜2,500万円以下の場合の控除額

    所得税:16万円

    住民税:15万円

     

    ④所得金額が2,500万円を超える場合

    基礎控除は適用されない

     

    経費について

    確定申告の際、収入と経費を申告する必要があります。

     

    もし経費が多ければ、課税対象となる所得が少なくなることから、結果として税金を減らすことにつながります。

     

    経費とは、チャットレディの仕事で収入を得るために必要となるに要した費用です。

     

    では、チャットレディが計上できる経費は、いったいどのようなものがあるのでしょうか。

    経費として計上できるものの代表例は下記のとおりです。

     

    ①衣装費

    チャット出演時に着る衣装・イベント時に着るコスプレ衣装・ウィッグ・下着・水着・ソックスなど

     

    ②美容費

    メイク用品・カラーコンタクト・美容院・ネイルなど

    ただし、プライベートと分けて計上しなければなりません。

     

    ③通信費

    インターネット・携帯料金など

    ただし、プライベートと分けて計上しなければなりません。

     

    ④家賃

    在宅チャットレディの場合、持ち家以外の賃貸

    ただし、プライベートと分けて計上しなければなりません。

     

    ⑤光熱費

    電気・ガス・水道

    ただし、プライベートと分けて計上しなければなりません。

     

    ⑥消耗品

    パソコン・スマートフォン・イヤホン・マイク・WEBカメラ・机・椅子・クッションなど

    ただし、10万円未満のものが対象です。

    10万円以上の場合は固定資産となり、減価償却費として計上しなければなりません。

    そのため、数年間にわたり経費として計上する必要があります。

     

    ⑦旅費交通費

    チャットレディ事務所から自宅までの通勤で利用する電車・バス・タクシーなど

    自家用車で通勤する場合は、ガソリン代も含まれます。

     

    ⑧新聞図書費

    チャットレディのお仕事に必要なコミュニケーションや恋愛心理学などのビジネス書・自己啓発本など

    チャットレディのお仕事のための勉強なら、関連セミナーへの参加費用も計上できます。

     

    ⑨会議費・接待交際費

    チャットレディ事務所のスタッフ・チャットレディ仲間とのお茶代など

     

    副業を会社にバレない確定申告方法

    副業でチャットレディをしているOLさんの場合、会社にバレないように確定申告ができるのかどうかは気になるポイントではないでしょうか。

     

    そもそも、会社員の場合は会社で年末調整を行うため、確定申告をする必要がありません。

     

    OLさんがチャットで得た収入分の確定申告をすると、毎月の給与から天引きされるはずの住民税の金額が多いことで会社の経理担当者に怪しまれてしまいます。

    そして、最終的に副業がバレてしまうというパターンが多いといわれています。

    もし、勤務している会社が副業禁止であれば大きな問題となってしまうため、なんとしても会社にバレるのは避けたいですね。

     

    そこで、押さえておきたいのが副業を会社にバレない確定申告方法です。

     

    副業を会社にバレずに確定申告を行うためには、確定申告書の住民税の項目に気をつけましょう。

     

    住民税の徴収方法には、「特別徴収」と「普通徴収」の2種類あります。

     

    特別徴収を選択した場合、勤務している会社に住民税の決定通知書が届き、これにより所得額がバレてしまうため、最終的に副業がバレてしまうのです。

     

    普通徴収を選択した場合、会社の給与からの天引きではなく、納税通知書が直接自分の自宅に送られてきます。

    住民税に関する情報は会社に漏れることがないため、副業がバレる心配もなくなります。

     

    そのため、住民税の徴収方法は必ず普通徴収を選択するようにしましょう。

     

    確定申告書には住民税の項目があるため、徴収方法の欄をチェックし「自分で納付」に○をつければ普通徴収で納税できます。

     

    まとめ

    今回は、チャットレディに関する税金のあれこれをご紹介しました。

     

    チャットレディは、ある一定の収入を稼いだ場合は、その所得によって確定申告が必要です。

     

    確定申告を行う場合、収入と経費を申告しなければならず、申告した所得金額によって来年度の所得税と住民税の金額が決定します。

     

    確定申告が必要かどうかは所得金額によって決まっていますが、チャットレディを本業としているか副業としているかによって、その設定金額は変わります。

     

    また、15種類ある所得控除のうちの1つである基礎控除も受けられるため、しっかりと覚えておきましょう。

     

    チャットレディは大きな報酬を得られるからこそ、税金対策も重要になってきます。

     

    チャット配信に使用する備品などを経費とすることで、税金を少なくできるということも押さえておきたいところです。

     

    確定申告の時期に焦ることがないように、普段から経費を項目別に整理しておくのがおすすめです。

     

    さらに、副業でチャットレディのお仕事をしているOLさんは、副業を会社にバレない確定申告の方法もマスターしましょう。

     

    チャットレディのお仕事で報酬を得て終わりではなく、スマートに確定申告を行えるように税金のあれこれについても理解を深めておきましょう。

     

     

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