個人事業主とは、税務署に開業届を提出し個人で事業を営む人のことです。
株式会社などの法人を設立していない個人のことをいい、税法上の区分となっています。
個人事業主と間違えやすいのが「フリーランス」「自営業」ですが、それぞれ違いがあるのでおさえておきましょう。
「個人事業主」が開業届を提出した個人であるのに対して、「フリーランス」は法人や団体に属さない個人も1人で会社を立ち上げた個人も当てはまります。
一方、「自営業」は自ら事業を営む人全員のことをいいます。
例えば、飲食店・美容院・コンビニエンスストアなどの経営者やフリーランスのプログラマー・カメラマン・占い師・ブロガーなどです。
自営業者は個人で事業を行う人の総称といえます。
チャットレディの中には、専業として活動する人と会社員の副業として活動する人がいますが、開業届を提出することで個人事業主となります。
特に、チャットレディを専業としている女性は開業届を提出して節税に努めることも視野に入れておくのが良いでしょう。
個人事業主になるメリットは大きく4つあります。
まず1つ目は、開業届とあわせて青色申告を行うことで特別控除の対象となり節税につながる点です。
開業届を必要としない白色申告に比べて、節税効果が高い点が魅力です。
2つ目は、最大で3年間は赤字を繰り越せる点です。
開業から数年間は売上が安定しない不安が少しでも軽減できるのが嬉しいですね。
3つ目は、屋号がつけられるため、金融機関で屋号で口座開設が開設できる点です。
屋号とは個人で営む事業に名前をつけることで、法人の場合の会社名と同じです。
チャットレディの場合、預金・プライベートで使用している口座とチャットレディ専用の口座を分けられるため、売上管理や経費の計上が煩雑ではなくなります。
4つ目は、開業届が就労証明書としても使える点です。
お子様がいる場合、保育園入園時に就労証明書が必要ですが、開業届を提出すれば良いので便利なのではないでしょうか。
開業届を出して個人事業主として事業を営む際、絶対に欠かせないのが確定申告です。
個人事業者は自分自身で確定申告をしなければなりません。
チャットレディの場合も同じで、正確に売上・経費を把握し、そこから納税金額を把握する必要があります。
あらかじめ税金シミュレーションを行うことで、チャットレディとしていくら収入を得たいかを決めやすくなるのではないでしょうか。
また、必要経費として計上する金額や寄付金・医療費などで税金をいくら節税できるのか把握できます。
収入が高い人ほど、どのように節税対策を行うかで納税金額に差が開いてしまいます。
そのため、フリーランスではなく個人事業主として事業を行った方が節税の恩恵を受けられる場合もあるため、税金シミュレーションをして事前に把握しておくのがおすすめです。
税金シミュレーションはこちらから行えます。
クラウド会計ソフトの中でもトップシェアを誇るのが「freee会計」です。
法人向けだけではなく、個人事業主向けとしても人気があります。
プランは「スタータープラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3種類があり、自分に合ったプランを選択できます。
「freee会計」には個人事業主の開業届を作成できるツールも備わっています。
1つずつ項目に答えていくだけで、最短5分で開業届ができあがります。
誰でも簡単に開業届の作成ができると話題で、漏れなく書類の項目を埋められるため。開業届を簡単に作成したい人におすすめです。
マイナンバーカードとICカードリーダーがある場合は、開業届をWebからの提出が可能です。
もちろんWebからの提出以外にも対応しており、作成した開業届を印刷すれば郵送・持ち込みでの提出もできます。
開業届の作成以外にもさまざまな機能があり、もっともリーズナブルな「スタータープラン」を選択した場合でも確定申告の書類作成ができます。
また、チャット・メールによるサポートも充実しているため安心です。
もし、普段からお買い物時のレシートを自動で読み取りたい場合は、保存制限がない「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」のいずれかの方が便利でしょう。
どのプランも30日間は無料でお試しができるので「他の会計ソフトと比較したい」「まずは使いやすいかどうかチェックしたい」という人におすすめです。
個人事業主の開業届は、国税庁のホームページのPDFの書式としてダウンロードし作成できます。
開業届はデジタルデータをダウンロードして作成する以外に、自宅近くの税務署からも入手できます。
開業届の必要事項の記載が終わったら、印刷して税務署へ郵送しましょう。
この際に注意する点は、手書きの書類となるため紙やデータで控えを取っておくことを忘れないようにすることです。
また、国税に関する申請手続きがインターネット上で行える「e-Tax」を利用すれば、税務署に行かずに開業届の作成・申請・届出ができます。
ただし、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要です。
紙を印刷して記入する場合は、必要事項を記載していないところがないか確認しましょう。
開業届の作成に関してわからないことがある場合は、土日・祝日・年末年始を除く8:30〜17:00まで国税局電話相談センターへ電話相談ができます。
どうしても土日・夜間に相談したい場合は、税務相談チャットボットの利用がおすすめです。
チャットレディは、高収入を得られる仕事として注目されているため、かしこく節税をすることが大切です。
開業届を出して個人事業主となることで、チャットレディの仕事で得られる収入の税金を減らせることもあります。
チャットレディを本業としている人は、会社に勤めるOLさんの収入以上に大きく稼いでいる人がいるため、開業届を出して個人事業主となるのがおすすめです。
ただし、確定申告はすべて自分自身で行う必要があるため、収入・必要経費・その他医療費控除・寄付金控除など正確に把握する必要があります。
開業届を出す方法は2つあります。
1つ目が国税庁のホームページから様式をダウンロードして作成・提出する方法。
2つ目がクラウド会計ソフトを利用して作成から提出までを簡単に行う方法。
クラウド会計ソフトなら、開業届が簡単に作成できておすすめです。
チャットレディは高収入が期待できる仕事である以上、お金・税金との関係から切り離せません。
しっかりと自分自身の働き方を見つめ、仕事もプライベートも充実した生活を送りましょう。
当事務所では個人事業主の開業サポートも行っています。
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